XREAでSubversion(SVN)を使ってソースコード管理を行う方法についてのメモ。
接続方式についてはsvn+sshとし、SVNクライアントについてはTortoiseSVNを利用。
Subversion利用までの大まかな流れは以下の通り。
- TortoiseSVNのインストール
- XREAサーバへのSSH接続許可ホスト登録
- SVNがインストールされているかどうか確認
- リポジトリの作成
- SVNサーバへの接続(パスワード認証)
- サーバへの接続(鍵認証)
1.TortoiseSVNのインストール
TortoiseSVNのインストールについては以下のサイトが丁寧で分かりやすい。
2008/05/16追記
VistaへのTortoiseSVNインストールについて書きました。OSがVistaの方はこちらも合わせてご覧ください。
2.XREAサーバにSSH接続許可ホスト登録を行う
svn+sshでSVNを利用するためには、サーバにSSH接続出来なくてはならない。
XREAサーバはSSH接続元ホストが制限されているため、サーバにSSHで接続するためには、事前にホスト登録が必要。
という事で、XREAの管理画面から[ホスト情報登録]→[SSH登録]でホスト情報を登録。
一度登録してしまえば30日間有効だが、接続元ホストを変更したい場合(例えば、普段は自宅から接続していて、学校からも接続したい場合など)は、その都度登録しなおす必要あり(反映に5分〜10分かかる)。
3.SVNがインストールされているかどうか確認
古いXREAサーバにはSVNがインストールされていない場合があるようなので、
念のためSVNがインストールされているかどうか確認する。
#svn --version
SVNのバージョンについて、色々と表示されればOK。
4.リポジトリの作成
ホームディレクトリにsvnというディレクトリを作成し、
その中に新規リポジトリmyrepo(適当な名前で良い)を作成。accountの部分には自分のアカウントを入力。
# mkdir /virtual/account/svn
# cd /virtual/account/svn
# mkdir myrepo
# svnadmin create myrepo
lsコマンドを実行すると以下の様なファイル、ディレクトリが作成されていることが確認できる。
# ls myrepo
README.txt conf dav db format hooks locks
5.SVNサーバへの接続(パスワード認証)
TortoiseSVNを利用してのSVNサーバへの接続。パスワード認証を使った一番簡単な接続方法。
TortoiseSVNの設定画面を開き、[ネットワーク]メニューの「SSH クライアント」の項目に以下を入力。
account、passwordはそれぞれ自分のアカウントとパスワード。
[TortoisePlink.exeへのパス] -ssh -l account -pw password
例)C:\Program FilesにTortoiseSVNをインストールした場合
C:\Program Files\TortoiseSVN\bin\TortoisePlink.exe -ssh -l account -pw password
ここで、4で作成したリポジトリに接続出来るかどうかを確認する。
右クリックメニューから[TortoiseSVN]->[リポジトリブラウザ]を選択。URLに以下を入力。
hostnameはサーバのホスト名(account.s999.xrea.comなど)。
エラーが出ることなく接続できればOK。ちなみにまだリポジトリに何もインポートしていないため、ファイル等は表示されない。必要に応じてファイルをインポートすれば、バージョン管理に追加することが出来る。