駄目なプレゼンテーションの11の特徴

最近、他人のプレゼンを聞く機会が多く、様々なプレゼンを聞いています。
分かり易いプレゼンもあれば、全く理解出来ないプレゼンもあったりするわけですが、プレゼンには人それぞれのスタイルがあるのでどのようなプレゼンが良い、と断定するのは難しいです。
しかし逆に、分かりづらいと感じる、または退屈だと感じるプレゼンには共通した特徴があるように思います。
ということで、個人的にこれは駄目だというプレゼンの特徴を以下にまとめてみました。
自分がプレゼンをする際には、これに該当しないように気をつけたいところ。
前半の5つはプレゼン資料に関する項目、後半の6つはプレゼン態度に関する項目です。

資料に記載されている日付がおかしい

プレゼン資料の最初のページに記載された発表日がおかしな資料。
この日付が去年のものだったりすると、去年の資料を使いまわしていることがバレバレ。
資料を使いまわすこと自体は悪いことではない。ただ、去年使った資料を見直しもせず(もちろんリハーサルも行わず)使いまわしているとなると聴衆にとってはあまり気分のいいものではない。
こういう発表は、発表者が昨年の資料を思い出しながら、歯切れの悪い感じで進んでいくことが多い。

図表が見づらい

図表が小さすぎる、または配色がおかしいなどの理由で見づらい資料。
発表中の「え〜、ちょっと図が見づらいですが」は禁句。
見づらいことを自覚しているなら、見やすいように修正して発表すべき。
重要そうな図表なのに、内容が全く把握できないと聴衆はストレスを感じる。

フォントサイズが小さい

文字が小さすぎて読めない資料。
どれだけ内容を詰め込んでも文字が読めなければ何も伝わらない。

無駄なアニメーションや挿絵が多い

発表内容と無関係なアニメーションや挿絵が散りばめられた資料。
アニメーションや挿絵は目立つので、資料の中にこれらがあるとどうしても目をとられる。
で、いつのまにか発表内容についていけなくなる。
こうならないために、発表内容と関係のないものは使わないor極力削るべき。

聴衆が誰であるかを意識していない

聴衆がどういう知識を持った、どういう立場の人であるかを意識出来ていない資料。
聴衆が聞きたいこと以外を延々と述べ、聴衆が聞きたいことをサクッと流すなど。

例えば、新入社員が工場での実習内容報告のプレゼンテーションを行う際に、工場の工程について延々と述べるなどはダメな例。工場の偉い人は自分の工場の工程については発表してもらわなくても知ってる。
聞きたいのはそんなことではなく、そこで何を感じ、何を学んだか、また実習生という立場からの工場に対しての新鮮な意見、提言などである。

聴衆に向かって話していない

ずっとスクリーンまたはPCを見つめたままで、聴衆の方を向かない発表。
聴衆の方を向かずにPCばかり見つめていては説得力に欠ける。
聴衆の方を向くのが苦手な人は、うなづきグセのある人を聴衆の中から見つけて、その人に訴えかけるように話すと気分的に楽。

原稿を読み上げているだけ

自分の言葉で話さずに、ひたすら原稿を読み上げるだけの発表。
原稿を読み上げられると、どうしても淡々と発表が進むため聴衆がついていけない。
外国語での発表ならいざ知らず、母国語の発表は自分の言葉で発表した方がよい。

話すスピードが早い

一つ前の原稿読み上げと重なる部分もあるが、緊張などの理由により、話すスピードが早く聞き取りにくい発表。
自分では遅いと思うぐらいがちょうどよかったりする。自分の発表を録画して見てみるとスピードをつかみやすい。

レーザーポインタの使いどころがおかしい

レーザーポインタが常にスクリーンに向けられており、ちょこまかと目障りな発表。
テキストだけのページ等では、無理にレーザーポインタを使う必要は無い。ポインタで指し示さなくても聴衆は読んでくれる。
レーザーポインタは、本当に必要なときだけ使うようにする。

「え〜」「あのー」が多い

無意識に「え〜」「あのー」を連発している発表。
クセで出てしまう場合もあるが、発表内容の論理展開がおかしい場合などに、自分でも何を言っていいか分からなくなって思わず口に出してしまうケースが多い。
論理展開がしっかりとしており、言いたい事が頭の中で整理されていれば、言葉は自然と出てくる。
「え〜」「あのー」を連発してしまうようであれば、発表資料についても再検討すべき。

時間オーバー

規定の時間を過ぎた発表。
司会や座長に迷惑がかかる。時間内に発表を終えることはプレゼンの最低限のマナー。



以上です。
ここに挙げた項目に注意するだけでも、プレゼンテーションはかなり分かりやすいものになるんじゃないでしょうか。
本記事の内容は、完全に個人的な意見なので、それはオカシイ!などありましたらご意見お待ちしております。